リサイクルショップ開業 必要知識

【リサイクルショップ】 家具の査定方法(食器棚・キッチンボード・レンジボード)

今回は家具の査定方法についてです。

以前に家具の買取価格を決める方法として「売価発想」について書きました。
それと似ている部分がありますが、今回は実際の家具を見ながら査定の方法を具体的に書いていきます。

売価発想については下記の記事で

食器棚の査定方法

【リサイクルショップ】 家具の査定方法(食器棚・キッチンボード・レンジボード)
今回はこちらの食器棚(キッチンボード・レンジボード)を査定します。

新品価格を調べる

【リサイクルショップ】 家具の査定方法(食器棚・キッチンボード・レンジボード)
メーカー名は家具の裏側に記載されている場合があります。
ニトリは記載されている場合が多いのですぐにわかります。

査定の際にネットにつないで新品価格を調べてもいいのですが、家具の買取は出張買取(お客様の家に行って査定買取をする)が多いので、有名なメーカーの家具の価格帯は頭に入れておくといいです。

それでは、ニトリのホームページを見て新品の価格を確認してみます。

【リサイクルショップ】 家具の査定方法(食器棚・キッチンボード・レンジボード)
同じタイプの食器棚が見つかりました。
(ニトリではこの形のものを、キッチンボードとよんでいるようです)

新品価格は35000円ぐらいでした。
新品価格がわかれば、中古で売れる価格が決まるわけではありませんが、いろいろな目安にはなります。

以前に書きましたが、査定をする場合は「売価発想」が基本です。
売価発想を考えるうえでも、新品価格を知ることは重要です。

ニトリHP

商品の状態などの確認項目

商品の状態、不具合箇所がないかよく確認します。

・動作チェック(引き出しの開け閉めのチェックなど)

・傷、汚れのチェック

・製造年月日のチェック

・商品の引き上げ時間も含めて人件費を計算

動作チェック

家具の動作チェックは、引き出しの開け閉めを実際にやってみて問題ないか確認します。
それ以外に扉がある場合は本体と扉の隙間を確認して、扉が下に下がっていないかなどを確認します。
長年使用している家具は、扉が下に下がってきている場合が多いです。

実際に開け閉めをして、正常に動かない場合は販売する時にかなりのマイナスの要因になります。
調整することにより、修復できるものなのかを考えながら査定を行います。

傷、汚れのチェック

【リサイクルショップ】 家具の査定方法(食器棚・キッチンボード・レンジボード)
傷や汚れのチェックをします。

今回は炊飯器を置くスペースの上に塗装はげが見つかりました。

それと汚れのチェックについてですが、汚れは落ちないものと落ちるものがあります。

落ちる汚れの場合は掃除の時間は何分ぐらいかかるかを考えながら査定をします。
落ちない汚れの場合は、その要因で売価はどれくらいマイナスになるかを考えます。

製造年月日

製造年月日を知ることも、査定の目安になりますのでわかる商品なら知っておいた方がいいです。

家具は製造年月日が記載されているものはほとんどありませんので、電源コードから調べるといいです。

【リサイクルショップ】 家具の査定方法(食器棚・キッチンボード・レンジボード)
すべての電源コードに記載されているわけではありませんが、上の画像のように記載されている場合もあります。
このレンジボードは2010年と記載されていますので、2010年か2011年ぐらいに製造されたものであることがわかります。

だいたいの製造年月日を知ることにより、査定金額の提示のかけひきに使えます。

たとえばこれが10年以上前のものだとしたら、査定の金額を少なくしてもお客様は納得する場合が多いですし、逆に2年ぐらい前のものだとしたらお客様としたらほとんど使ってないイメージしかありませんので、安い金額の提示だと「えーそんなに安いの?」といわれてしまったりします。

基本は「売価発想」での買い取りになるのですが、金額の提示のかけひきをする場合、製造年月日は結構重要な要素になります。

人件費・ガソリン代

ここで考える人件費は、出張買取にかかる人件費と、掃除の時にかかる人件費です。

今回は設定として、出張買取で往復にかかる時間、引き上げの時間を合わせて1時間半。

掃除にかかる時間を2時間にしました。

買取は2人で行くので1.5h×2人で3時間分の人件費
掃除で2時間であわせて5時間。

ガソリン代は往復20キロで300円

人件費や経費などの合計金額を5300円とします。

査定金額を出してみる

【リサイクルショップ】 家具の査定方法(食器棚・キッチンボード・レンジボード)
以上のことをふまえて、実際にこのレンジボードの査定金額をだしてみます。

・新品価格は35000円

・炊飯器置きの上に塗装はげがある

・5300円の人件費+ガソリン

・製造年月日は2010年

まず売値の設定は17980円にしました。

売値を17980円に設定した理由は、今までお店で売った場合に2ヶ月以内に売るにはこのタイプのものは2万円ぐらいが丁度いい金額と判断したからです。

凄くわかりにくいと思いますが、結局売値はお店によっても変わるのは当たり前で、安い金額に設定すれば早い期間で売る事ができるし、その地域や商品の見せ方によっても売れる金額は変わってきます。

私のお店では回転率を0.5で設定していますので、2ヶ月ぐらいで売れる金額を設定するようにしています。

このタイプのレンジボードは今までの経験から考えると、20000円ぐらいが丁度いい価格です。
17980円と2000円安くした理由は塗装のはげがあったからです。

そして査定金額は1000円。
使用年数や状態などから考えると、このぐらいの金額でいいと思います。

ただし買値に関しては5000円でも間違えではありません。
地域によっては家具の買取をする会社がたくさんある場合は、買取の金額を高くしないと他社に取られてしまうかもしれません。

今回1000円としたのは、この状態のレンジボードなら他社に取られる可能性も低いと考えたからです。

まとめ

粗利益が0になってしまう買取金額はおかしいですが、結局のところ買取価格に正解というものは私はないと思います。

お客様とのかけひきで金額が決まり、納得してもらえればOKで、安く買取できれば粗利益が増えるそれだけのことなのです。